銀座のクラブママが教える 「一流の男」と「ダメになる男」の見分け方 (2/7ページ)

 飲み方が粋できれいな人とはどういう人か。

 「例えばお店が混んでくれば、『一人で飲んでいるから、ご新規さんの相手をしてくれば』と、ママやホステスを気持ちよく送り出してくれる。一方、無粋な人は、『こっちが先に来ているのだから、待たせとけばいいじゃないか』と周りを気遣えない。人はどちらのタイプと一緒に仕事をしたがるかといえば、答えはいうまでもないことでしょう」(由美ママ)

 「きれいな飲み方が大切です」と話すのは、大企業の社長・役員から政治・芸能関係まで多数の紳士が通うクラブ「ル・ジャルダン」の望月明美ママだ。

望月明美ママ●「ル・ジャルダン」オーナーママ。銀座デビュー後30年以上の個性派ママ。経営者として人材育成面でも注目される。著書に『ル・ジャルダンへようこそ』など

望月明美ママ●「ル・ジャルダン」オーナーママ。銀座デビュー後30年以上の個性派ママ。経営者として人材育成面でも注目される。著書に『ル・ジャルダンへようこそ』など

 「明朗会計でも高級クラブはそこそこ値段が高いのは確かです。長い時間座っていたいお気持ちはわかりますが、仕事のできる、出世街道を走っている人は長居されません。『お金』よりも『時間』を大切にされるからです。出世街道から外れたときに憂さ晴らしにこられて長時間飲んで、つい荒れてしまう人もいます。偉くなるために走っていたときにはこんな姿を見せなかったのに、『年を取られたんだな』と、悲しく感じるときもありますね」

 偉くなれない人に限って、支払いが終わってからも居座って、さっと切り上げるスマートさがないという。

 「自分が楽しむ」ではなく「人を楽しませる」

 デキる男は、仲間同士や女の子と会話を楽しむだけではなく、店の裏方の男性スタッフにまで「元気でやってる?」と言葉をかけ、ときには手土産に寿司折りを持ってくるといった気遣いを見せる。「お客様に気を使わせるなんてもってのほかですが」と前置きしながらも、そこに器量の違いが出ると話すのは、2年前に「バブル後、最短&最年少ママ誕生」と銀座雀の耳目を集めたクラブ「城」の桃谷優希ママだ。

桃谷優希ママ●「城」オーナーママ。京都ノートルダム女子大学卒業後、北新地のクラブへ。その後、銀座に移籍。26歳でクラブママに就任。27歳で独立

桃谷優希ママ●「城」オーナーママ。京都ノートルダム女子大学卒業後、北新地のクラブへ。その後、銀座に移籍。26歳でクラブママに就任。27歳で独立

 「伸びる人は女の子の好き嫌いを言わず、どの子にも優しく、分けへだてなく接してくれます。ご接待のときにヘルプでつく子たちが一所懸命盛り上げてサービスをしてくれたほうが、ご自分の仕事の助けになることがわかっているからでしょう。大事なお客様にかわりはないのですが、いつも横柄な態度を取られていると、ホステスも人間なので本来の接待がやりづらいのも確かです」

気持ちのうえで、つい、区別をしてしまう