中年よ、正しい盛り上げ方を知っているか… 忘年会で使える「スゴイ合いの手」 (1/3ページ)

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常見陽平のビバ!中年

 衆院選が終わった。友人・知人が立候補したので、何度も演説会に足を運んだりした。しまいには、選挙カーの上で人生初の応援演説までしてしまった。演説というものは熱気があってテンションが上がるものである。演説に合わせて「そうだ!」「搾取だ!」などと叫ぶと妙な盛り上がりを見せるのだ。

 その場に身を置いて確信した。中年は「合いの手」でテンションが上がるものなのだ、と。ライブにしろ、カラオケにしろ、社内のイベントにしろ、「合いの手」こそ中年力が試される点ではないか、と。中年として、これはマスターすべきではないか、と。

 合いの手が試されるのは、「カラオケ」だ。サビや掛け声をするだけではまだ甘い。例えば、フィンガー5の「学園天国」やチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」で「ヘイ」という声を合わせるだけでは弱すぎる。郷ひろみの「2億4千万の瞳」に合わせて「億千万、億千万」と絶叫するのも当たり前すぎる。「わかっていらっしゃる」とか「この合いの手はスゴイ」と言われる合いの手こそ、中年の合いの手偏差値が試される場である。

◆中年なら押さえたい「合いの手」超初級編

 まずは、アン・ルイスの「あゝ無情」での「フウフウ」から始めてみよう。これは超初級編だ。もともとの楽曲には「フウフウ」という声はないし、歌詞にももちろん存在しない。しかし、歌に合わせて「フウフウ」と叫ぶのはもはや定番となっている。YouTubeで「あゝ無情」と入力すると「合いの手」が検索候補に登場するほど定番化している。

中年なら「X」でマウンティングしろ