忘年会、食べきろう 食品ロス削減へ東京・港区が強化月間 事業系のごみ23区で最多

 忘年会などの会食が増える年末年始を控え、港区は16日から来年1月15日までの期間を「食べきり強化月間 冬の陣」として食品ロスを減らす取り組みを強化する。6日にはプレイベントも開催する。

 区によると、同区の事業系ごみは23区で最も多く、家庭系、事業系に占める厨芥ごみ(食品廃棄物)の割合も最多。強化月間では、開始30分と最後の10分は出される料理をおいしく食べる「30・10運動」の普及を図る。また、デジタルサイネージでのPR動画放映や、食品ロス削減に取り組む「食べきり協力店」に啓発文入りの紙ナプキンなどを配布する。

 プレイベントは6日午後6時から新橋SL広場特設ステージで開催。食材の使い切りレシピを紹介するタレント、にしおかすみこさんらが食品ロス削減への啓発を行うほか、来場者には家庭で食品の廃棄を減らすための冷凍保存袋を啓発品として配布する(先着300枚)。

 区は「月間を通じ、食べ残さない大切さを伝えていきたい」としている。