南三陸マダコ大漁続く 水揚げ量3倍以上 アワビ不漁の懸念も 宮城 (1/2ページ)

地方卸売市場に水揚げされたマダコ=11月16日、宮城県南三陸町
地方卸売市場に水揚げされたマダコ=11月16日、宮城県南三陸町【拡大】

  • 南三陸町地方のマダコ水揚げ量

 刺し身や煮物、おでんなどで、冬の食卓を彩るマダコの大漁が続いている。あまりの豊漁のため、例年より1月前倒しの10月にマダコ漁を解禁。南三陸町の地方卸売市場の同月のマダコの水揚げ高は、約115トンと前年11月の約33トンの3倍以上。昨年度全体の64トンと比べても大きく上回っている。一方で、マダコが好むアワビの不漁を心配する声もある。(林修太郎、写真も)

 マダコは、ほかの産地での不漁の影響で、1キロあたり850円程度(昨年11月で690円程度)と価格も安定しており、産地である三陸沿岸は沸いている。先月16日に同市場に水揚げされたマダコは約3トン。2キロ程度の重さのものが多く、大きさは平年並みという。宮城県漁協志津川支所の斎藤正明さん(49)は「漁業関係者にとっても、街にとっても良いことだ」と歓迎している。

 南三陸町によると、大漁の理由について、海水温の上昇が関係しているとみられるが、はっきりとはわかっていないという。担当者は「マダコは冷水に弱い。海水温が上昇したことで越冬したマダコがいるのではと推測する人もいる。だが、穫れているマダコの大きさはそこまでではない」と首をひねる。