撮影担当の武井俊幸さん(26)は高崎出身。武井さんに案内され、撮影の下調べに高崎を訪れた大学の同期生の川島直人監督(27)が「空気感がフィットし、ここで物語を作りたい」と、ひらめいたという。
本編を完成させるため、オフィスクレッシェンドは3千万円を資金提供。高崎フィルムコミッションも全面バックアップし、ロケは今月3日に始まった。高崎経済大附属高(浜川町)をはじめ、高崎中央銀座商店街(新紺屋町)▽高崎オーパ(八島町)▽高崎アリーナ(下和田町)-など全て市内で行われ、中旬に終了予定だ。
本編は90~100分になる見込み。予告編のほうは「揺れ動く青春群像を突き抜けた瑞(みず)々(みず)しさで表現した」と高く評価された。
主演女優の佐藤玲(りょう)さん(25)も武井さん、川島監督の大学の同期生。「高崎はすごく温かくて、やさしい場所。がんばっていきたい」と意気込む。どんな傑作が生まれるのか、楽しみだ。