子育てがしやすい社会に ステッカー「ALRIGHT BABY」に賛同集まる (2/3ページ)

作成者の岩城はるみさん(右上)は「育児中の親子に寛容なことが当たり前で、ステッカーがいらない社会になってほしい」
作成者の岩城はるみさん(右上)は「育児中の親子に寛容なことが当たり前で、ステッカーがいらない社会になってほしい」【拡大】

  • 赤ちゃんとシカのキャラクター「ロク」がデザインされたかわいいステッカー

 岩城さん自身、9歳と6歳の子供を持つ母親。「育児がとても大変だった」と話す岩城さんは、通っていたベビーマッサージ教室で母親仲間と話をすることで救われたという。

奈良から広がる

 ベビーマッサージの講師の資格を取得した岩城さんは現在、生駒市など奈良県内に3つの教室を構えているが、母親たちの悩みが変わっていないことに違和感を持っていた。

 ステッカーを制作するきっかけは、昨年12月に訪れた。奈良市のイベントで「日本人が持つ母親像」をテーマにプレゼンを行った岩城さんは、同市のデザイン事務所「アマノジャックデザイン」の三原賢治さんと出会った。

 「小さな子供と育児中の親に優しい社会を目指したい」-。岩城さんは、三原さんにステッカー制作を持ちかけ、かわいいステッカーができあがった。

 周りの人が、スマートフォンや身の回りのものにステッカーを貼っていれば、子連れの母親に大きな安心感を与えられる。運動の波は広がり、奈良市の仲川げん市長や生駒市の小紫雅史市長らも賛同している。

子育てに関係ない人に知ってほしい

 ステッカーから広がる「子供に優しい社会」への母親の期待は大きい。

 3人を育児中の京都府木津川市の石田理乃さん(35)は「帰省することになると、移動が不安で数日前から憂鬱に。ステッカーで意思表示してもらえることはありがたい」と話す。自身も育児中の仲田昌美さん(43)=奈良市=は「ステッカーを身につけることで、声かけがしやすくなった。不審がられることもないと思います」と笑顔を見せた。