奈良・春日大社の神饌調理用、江戸時代の桶やまな板、社家住宅「藤間家」から見つかる (2/2ページ)

藤間家から見つかった江戸時代の桶やまな板=奈良市
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  • 「百人一首」や版木、古文書などもあった
  • シートで屋根が覆われた藤間家住宅

 古文書はこれまでに千点を確認。うち1点は嘉永7(1854)年に発生した大地震で、境内に並ぶ石灯籠1727基のうち305基が倒壊、損傷したことを伝える興福寺大乗院門跡宛ての被害調査書だった。また、江戸時代の「百人一首」や茶道具などもあり、社家の優美な生活を伝えている。

 奈良大の西山要一名誉教授は「社家、住人としての藤間家が見えてくる。古文書からは春日で重要な仕事をしていたこと、百人一首などからは文化人としてのたしなみがうかがえる」と話している。