「甘くて濃厚、ビタミン豊富」大塚ニンジンでケーキ レストランシェフが開発 名物で山梨の市川三郷をアピール (2/2ページ)

大塚にんじんのパウンドケーキを作成したレストラン「ニューーポート」の小林祐介シュフ(昌林龍一撮影)
大塚にんじんのパウンドケーキを作成したレストラン「ニューーポート」の小林祐介シュフ(昌林龍一撮影)【拡大】

 平成22年、市川三郷町商工会の「のっぷいプロジェクト」が伝統野菜を使った商品づくりを本格的に始め、小林さんも大塚ニンジンのジャムなどを開発した。

 県内外の多くの人に食べてもらうには、「お年寄りから子供まで食べられるケーキがよい」と考え、大塚ニンジンを細かく切って生地に混ぜたパウンドケーキを考案した。

 小林さんは、9日の収穫祭にこのケーキを30個出品し、完売した。「ケーキが甘いので子供にも食べさせやすい」と好評だったという。レストランではシーズンの3月まで、1個150円で限定販売している。

 小林さんは「ぼくは料理人なので、料理やその商品を通じて大塚ニンジンを知ってもらい、さらに全国への市川三郷町のアピールに貢献したい」と話した。