【書評】『頭がよくなる子どもとの遊びかた』小川大介・著


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 ■能力引き出す58種類の提案

 「『高学年になってから成績が伸びなくなった』という悩みは、必死に勉強をやらせてきた家庭に多い」と、受験専門の個別指導をする筆者は5000組以上の家庭との面談を通して分かってきた。

 本当に頭のいい子に育てるには「子供と一緒に遊ぶこと」「遊びと学びを分けないこと」が大切。能力を思う存分発揮できるという。同書では2歳~小学校3年生までを対象に、日常生活の中にあるものを使った簡単な遊び58種類を図解入りで紹介。

 習い事ブームの今、遊び方の工夫一つで子供の頭は自然と良くなるという提案に、はっと胸を突かれる人も多いのではないだろうか。(1512円、大和書房)