鉄道ファンに新種「もじ鉄」 (2/2ページ)

『もじ鉄書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標』石川祐基著(三才ブックス・1700円+税)
『もじ鉄書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標』石川祐基著(三才ブックス・1700円+税)【拡大】

  • 都営地下鉄と東京メトロが同じホームを共用する白金高輪駅。表示の書体が微妙に違う

 手書きとか、木製とか、漫画のフキダシをかたどった駅名標と番線標(えちぜん鉄道)とか、駅ごとに書体やデザインを微妙に変える(横浜高速鉄道)とか、いわゆる「変わり種」にも味わいがある。入り口は狭そうにみえても、デザインの本としてじつに深遠。“鉄成分”が低めの方にもおすすめです。(篠原知存)