国際基準で食品衛生管理 法改正案を閣議決定 今国会で15年ぶり改正めざす

 政府は13日、食品衛生管理の手続きを定めた国際基準「HACCP(ハサップ)」の順守を制度化する食品衛生法改正案を閣議決定した。今国会での成立を目指す。改正されれば、2003年以来15年ぶり。

 厚生労働省は、20年東京五輪・パラリンピック開催を見据え、食の安全確保を徹底したい考え。改正案では、各事業者が製造から加工、販売の各工程で、国際基準に従って衛生管理計画を作成、実施する。

 昨年夏に関東地方などで腸管出血性大腸菌O157による食中毒が相次いだことを受け、国と都道府県などとの協力を義務付け、地域ごとに協議会を設置することも定めた。

 飲食店や食品製造業の営業許可制度についても、製造や加工、流通の形態が多様化していることから、届け出制度などを導入。サプリメントなど「健康食品」の被害を防ぐため、事業者に被害情報の提供も求める。