計画では、難民と一般参加者がワークショップを通じて互いに学びながら数カ月かけて旅のコースを作り、実際に2泊3日程度の“修学旅行”を行う。そして、その模様や成果をまとめたドキュメントを「旅のしおり」としてウェブサイトで公開、誰もが新しい東京案内として参考にできるようにする。
日本人になじみ深い「修学旅行」をフォーマットにしたSEAとして、既に高山らは昨年、東京に旅行に来た台湾、タイ、中国の学生らがそれぞれどこを回るのかを調査し、実際に巡ってみる「東京修学旅行プロジェクト」を行った蓄積を持つ。「新・東京修学旅行-」の実施はこれからだが、難民と呼ばれる人々が今、何を考え、どう暮らしているのか、理解を深める機会となりそうだ。(黒沢綾子)