幸福になるためのメカニズムを発見! “幸せ気質”の人が幸せを伝染させる (1/4ページ)

 「何気なく手に取った一冊で、人生が変わった」。そんな経験のある人は多いのではないでしょうか。雑誌「プレジデント ウーマン」(2018年1月号)の特集「いま読み直したい感動の名著218」では、為末大さんや西野亮廣さんなど11人に「私が一生読み続けたい傑作」を聞きました。今回はその中から慶應義塾大学大学院SDM研究所の前野マドカさんのインタビューを紹介します--。

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所 地域活性ラボ・ヒューマンラボ研究員 前野マドカさん

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所 地域活性ラボ・ヒューマンラボ研究員 前野マドカさん

 「幸せの4因子」を理解していると人生が好転する

 『幸せのメカニズム』は、私のバイブル。この本で、私の人生は変わりました。著者は、幸福学研究の第一人者であり、私も所属している慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長、そして私の夫でもある前野隆司です。

 夫は、長い間体系化されてこなかった「幸福」を、客観的かつ統計的に分析。その結果をもとに幸福の因子を4つに分類し「幸せの四因子」と名付けました。夫の本だからではなく、ここに書かれていることをしっかり理解していたらやりたいことに挑戦でき、人生をより自分らしく幸せに過ごせると、私自身が実感しています。

 幸せは主観的な要素が大きいからこそ、あえて意識することが大切です。たとえば、健康であり続けるために、食事や睡眠、運動に気をつけるのと同様、幸せも日々意識していないと、どんどん低下します。この本が出版される以前も、夫との会話のなかで四因子について聞いていましたが、書籍になったことでより理解が深まりました。

 たとえば、新しいことに挑戦しなければならないときは、どうしても不安な側面を考えてしまいます。ところが四因子を理解していると、とりあえずやってみようと思える。自分らしく取り組もうと前向きになれるんです。

「断る理由がわからない」その一言で決意