ゆとり世代は忍耐力がないだけ? “入社4日目”で退社した新社会人の言い分を聞く (1/3ページ)

入社4日目で退社した玉田さん。「海外のワーホリに興味がある」
入社4日目で退社した玉田さん。「海外のワーホリに興味がある」【拡大】

 2日目で違和感、3日目で決断

 街中で希望溢れる若々しい新人を目にする機会が増えた4月、すでに「新入社員」を辞めてしまった者も一部ながら存在する。首都圏の中堅私立大学卒の玉田絵里さん(仮名・22歳・埼玉県在住)は不動産関連会社に入社したが、4日目に退社した。

 「もともと、卒業したらフリーターになって、勉強してから公務員になろうと思っていました。ほかにワーキングホリデーにも興味がありました」

 玉田さんが就活に抵抗があったのは、新卒で就職してしまうと、時間がとれなくなると考えていたからだ。もし海外に行きたくても動けないのは困る。

 大学4年生の秋まで何もしていなかったが「母親に『就職してほしい』と泣いて説得され就活を始めました」。ちなみに母子家庭だという。納得できなかったが、空前の就活“売り手市場”なこともあり、とりあえず受けた会社でいきなり内定が出た。

 「面接は志望動機すら聞かれず単なる世間話でした。その日のうちに内定が出て、面倒な就活が省けてよかったな、という気持ちでした」

 「税金を取り戻しませんか」とひたすら電話

 玉田さんが入社したのは社員数約30人の不動産関連会社。社員の年齢層は“高め”で、60歳以上の社員も何人か見かけた。

 「簡単に言えば富裕層に賃貸運営を勧める仕事。とにかくテレアポです。新卒採用は10年ぶりで、新人は私を含めて3人。残りは30代の中途採用です」

迎えた入社初日