就活、売り手市場に“落とし穴” 志望企業を絞り過ぎて「全滅」の恐れ (1/2ページ)

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 来年3月卒業予定の学生が対象の就職活動は、優位な「売り手市場」との見方が学生の間に広がり、落とし穴になりかねないとの懸念が出ている。志望企業を絞り込み過ぎて選考が全て終わっても決まらず、慌てる人が増える恐れがあるからだ。就職情報企業の担当者は「学生にとって厳しい状況の有名企業もある」と注意を促した。

 就職情報大手「マイナビ」(東京都千代田区)によると、今年3月時点の学生の平均エントリー数は20.7社で、前年同期に比べて7.2も減った。2016年卒の場合、就活期間を通じたエントリー数の累計は平均60弱だったが、今春入社の18年卒は約40と、縮小傾向だ。

 就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(同)が4月14日に横浜市で開いた合同企業説明会。就活の基本講座に約30人が出席した。ある学生は「就活を始めたばかりでエントリーは2社。周りも余裕がある」と話す。講師は「企業探しを常に続けて」と呼び掛けていた。

 売り手市場のほかに、以前と比べて就活の期間が短くなったのも影響。経団連は採用面接の解禁を6月1日と定めるが、これに縛られないベンチャー企業の内定を得た後、有名大手を数社受ける学生もいるという。

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