【動画】宮城・村田町、PR動画で魅力発信 ラップグループ「GAGLE」の音楽にダンサー舞う (1/2ページ)

宮城県村田町が公開したPR動画「証-AKASHI-」のワンシーン
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  • 宮城県村田町が公開したPR動画「証-AKASHI-」のワンシーン
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 「蔵の町」として知られる宮城県南部の村田町は、移住・定住の動きを促進しようと先月、PR動画「証-AKASHI-」を動画共有サイト「ユーチューブ」に公開した。幽玄な神社の情景や伝統的な祭りの風景と、ラップとコンテンポラリーダンスが融合、東北自治体では映画撮影用のカメラを初めて使用するなど本格的な映像美が楽しめる。一方、再生数は予想よりも伸び悩んでおり、町はあの手この手で拡散を狙う。(千葉元)

 同町は過疎化対策が喫緊の課題となっている。人口がピークだった昭和40年には1万4千人の町民がいたが、平成37年には1万人を割り、72年には5241人まで減少するとの推計もある。地域産業振興課は「村田町がどういう町か知ってもらおう」と映像制作を決めた。

 動画は「奥州の蛇藤伝説」にインスパイアされたストーリー。今から900年前、同町を統治していた豪族を討伐しようと、朝廷から源義家が攻め入った。義家が白鳥神社付近で敵に囲まれた際、境内のフジの木が2匹の大蛇となり、敵を追い払ったという。

 ◆祭りやダンス

 仙台出身のバレエダンサー、畑中葵さんが出演。同神社や蔵造りの町並み、国際レースも開催されるモータースポーツ施設「スポーツランドSUGO」で舞い踊る。楽曲制作は仙台を中心に国内外で活動するラップグループ「GAGLE」が担当。築140年以上の県有形文化財の「村田商人やましょう記念館」でラップを繰り広げる。

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