年金機構に改善命令へ 過少支給問題で6月中に決定

 日本年金機構がデータ入力を外部委託した業者がミスを繰り返し、過少支給が相次いだ問題で、加藤勝信厚生労働相は5日の閣議後会見で、同機構に対し業務改善命令を検討していることを明らかにした。6月末に開かれる社会保障審議会年金事業管理部会に諮り、決定する。

 厚労相が年金機構に業務改善命令を出すのは、サイバー攻撃による個人情報流出が起きた2015年以来2回目となる。

 加藤厚労相は「再発防止を着実に進めていくという意味では、業務改善命令という形で、(厚労省として)明確に指示を出していくことも必要ではないかと考えている」と述べた。

 問題をめぐっては4日、機構が設けた第三者による調査委員会が外部委託の在り方を提言。監督強化や業務の正確性、サービスの質向上を目指すべきだとした。