JR特急くろしお車両トラブル、天王寺出発できず一時立ち往生 環状線、大和路線運転見合わせ

 20日午前8時10分ごろ、JR天王寺駅(大阪市天王寺区)で、新大阪発新宮行き特急「くろしお1号」(6両編成)が駅を出発直後、一時動かなくなるトラブルがあった。応急処置を行い、約1時間半後に復旧したが、乗客約200人が一時車内に取り残された。けが人はいない。JR西日本は車両のトラブルとみて原因を調べている。

 JR西によると、電車は天王寺駅で乗客を乗せて発車し、数十メートル走行した地点で動かなくなり、運転士が大阪総合指令所に連絡した。復旧後、電車は阪和線鶴ケ丘駅(同市阿倍野区)まで走行後、乗客を降車させたという。

 JR西によると、この影響で、大阪環状線全線と大和路線の難波-王寺間の上下線で一時運転を見合わせた。