便利な生活へ、補聴器進化 使いやすく遠隔で音質調整 (1/3ページ)

 年を重ねると耳が遠くなりがちだ。難聴を放置すると、人付き合いが疎遠になり認知症につながるリスクがある。そんなときに頼りになるのが補聴器だ。メーカーは使い勝手を良くした製品を開発し、楽しんで聴力を確かめる専用サイトを公開している。

 進化する機器

 難聴は、耳の器官の損傷や加齢による聴力の衰えが原因で、高い声や自然の音を聞き取れるかが目安になるといわれる。

 「虫の鳴き声などが自然に聞こえ、以前の暮らしに戻ったようだ」

 横浜市の男性(67)は55歳のときに難聴になり、10年以上補聴器を使って、その性能などの進化を実感している。

 パナソニック補聴器が昨年発売した耳掛け型補聴器「R4シリーズ」に替えると、食器を洗う生活音を拾いすぎてうるさく感じることが減り、自然の音に気づくことが増えたという。「毎日を楽しめるのは補聴器のおかげだ」

 従来の補聴器はボタン型電池を用い、使わないときは取り外して入れ替えが面倒になる。R4は専用の収納ケースの中に置けば簡単に充電でき、別売りのアダプターでテレビの音声を受信し、周囲が騒がしくても音量を上げずに楽しめる。

 音の聞こえ方の性能に応じて3機種あり、希望小売価格は両耳で39万8千~79万円。

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