【100歳時代プロジェクト】医療サイト、見極めが重要 「広告」扱いで虚偽・誇大排除 (1/3ページ)

信頼性が認定されると掲示できるマークを指し示すJIMAの三谷博明事務局長=東京都港区南青山
信頼性が認定されると掲示できるマークを指し示すJIMAの三谷博明事務局長=東京都港区南青山【拡大】

 「自分の症状をネットで調べたら、どうも、ある病気のようなのですが…」といって受診する人が最近、増えているという。100歳時代を乗り切るには医療の恩恵を受けることが不可欠で、手軽に医療情報を得られることから多くの人がウェブサイトを利用する。だが、虚偽や誇大な内容の掲載が後を絶たなかったことから、今年6月に新たな規制が始まった。(山本雅人)

 口コミを削除

 全国の開業医のうち、約5千人のインタビュー記事を掲載しているウェブサイト「ドクターズ・ファイル」。多くの患者を診る開業医は、一人一人の患者とゆっくり話す時間がなかなか取れない。ドクターズ・ファイルでは、各医師が自身の専門分野(診療科)について、なぜその分野を目指したかを語ったり、診療の際に心がけていることなどについて触れている。患者側にとっては、かかりつけ医の治療方針を知るツールとなる。

 このサイトから4月、患者投稿の「口コミ」のコーナーが削除された。投稿者の主観であり、客観的事実かどうか不明だとの判断からだ。

 このサイトを運営するギミック(東京)の横嶋大輔社長は「6月の新ガイドライン施行を前に、弁護士の判断を仰ぎながら内容を見直した」と語る。

 ガイドラインとは、厚生労働省が新たに示した「医療広告ガイドライン」を指す。6月に改正医療法が施行され、医療機関などのウェブサイトを「広告」として扱い、規制の対象になった。以前は、「情報を得ようとする人だけが主体的に閲覧する」との考え方から、テレビCMや雑誌、駅での看板といったものが該当する「医療広告」にはあたらないとしてきた。

続きを読む