台風21号の停電、ほぼ解消 関電社長「ご迷惑掛けた」

 関西電力は14日、台風21号により管内で起きた大規模な停電について、同日中にほぼ解消すると発表した。

 大阪市内で記者会見した岩根茂樹社長は「広範囲で長期間にわたって停電を発生させ、多くのお客さまにご不便とご迷惑をお掛けした」と陳謝した。

 山間部で現場の道路状況が悪いなどの理由で復旧に時間がかかる大阪、京都、和歌山の3府県の36戸に関しては、小型の発電機を提供するなどして対応するという。

 今月4日に上陸した台風21号の強風による倒木や飛来物で、関電の管内では千本以上の電柱が折れ、停電は延べ200万戸以上に及んだ。関電は最大約1万2千人の態勢で復旧作業に当たった。