ちらほら出てきた「副業容認」、稼げるシゴトと出合う心構えとは (2/5ページ)

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)【拡大】

 1つ目は、企業に労務を提供して金銭を得る副業だ。カフェや居酒屋・レストランなどでのホールやキッチンのスタッフ職、小売業の販売職、コールセンターの電話応対業務や顧客データの入力業務、宿直や夜間の警備、オフィスや商業施設の清掃業務、夜間のネットカフェ業務などがある。働く人を選ばない反面、それなりの収入を得るには長時間労働を余儀なくされる。また高齢者は、制約を受ける場合もある。

 2つ目は、会社の仕事を通じて身につけた専門性を生かして行う副業だ。マーケティングや広報、セールスプロモーション、ウェブマスターやコンテンツ制作、ネット通販の運用や顧客データの活用などといった専門能力を提供する知的ワーカーだ。こうした仕事の場合には、能力と成果に応じた報酬を得る事ができる。実績が評価され、名指しで仕事の依頼が来るような人なら、高収入を得られる。

 だが依頼主(クライアント)を見つける営業力と、他者にない専門性や優位性がないと、仕事の依頼はやって来ない。この場合はやはりクラウドソーシングや斡旋企業に登録し、料金面で条件が悪くても、仕事を引き受けざるを得なくなる。

 ほかにもある、こんな副業

 上記の2つタイプとは違い、個人事業主として仕事をする方法もある。アクセサリー、服、ぬいぐるみ、インテリア小物などを自分でつくって販売する、いわば趣味を生かしたグッズ販売だ。写真の撮影料、自分が撮影した写真や描いたイラストの販売、モノを仕入れて転売する方法もあるだろう。

サラリーパーソンには、2種類いる