保険外リハビリ 高額、医学的な安全担保が課題 脳梗塞増受け事業者拡大 (1/3ページ)

ワイズの「脳梗塞リハビリセンター」でリハビリを受ける佐野妙子さん(右)=4月、千葉県内
ワイズの「脳梗塞リハビリセンター」でリハビリを受ける佐野妙子さん(右)=4月、千葉県内【拡大】

 公的医療保険や介護保険で受けられるリハビリに満足できない脳梗塞などの患者向けに、保険外で全額自費のリハビリを提供する事業者が増えている。保険では回数や時間が制限され、「仕事や自立した生活に復帰したい」との希望に応えきれていないためだ。ただ、高額になるため経済力に左右されるほか、医学的な質をどう担保するかという課題もある。

 理学療法士と1対1

 保険外リハビリで近年、施設数を急速に伸ばしているのが2014年設立のワイズ(東京)だ。首都圏の1都3県のほか新潟、熊本を合わせ「脳梗塞リハビリセンター」を計11カ所展開。ノウハウを伝えた提携事業者が宮城、大阪、福岡など6都府県で同様の施設を開いている。

 「料理ができるまで回復したい」「またパソコン入力ができるようになりたい」といった個人の希望や症状に合わせ、理学療法士(PT)らがマンツーマンで対応する。まひした手脚をPTが動かすほか、歩行やボール投げなどの運動にはり・きゅうも組み合わせる。

 基本プランは60日間で週2回、1回当たり約2時間受けて27万5000円(税別)。高額だが、同社の早見泰弘会長(45)は「複数の施設で利用待ちの状態。地方から来る人もいて、都会のお金持ちにとどまらない多くのニーズがある」と話す。

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