【就活リサーチ】我が子に言ってはいけないNGワード

親の喜ぶところに就職したいと思うか
親の喜ぶところに就職したいと思うか【拡大】

 正式内定日である10月1日を間近に控え、就職戦線は大詰めを迎えています。この日に内定式を行う企業も多いので、楽しみにしている人もいるでしょう。一方で、納得のいく企業から内定が出ずに苦戦を強いられている就活生もいます。わが子がまさにそうだという親御さんもいるでしょう。長期間にわたる就活に疲れ、行き詰まっている子供に対し、親が気を付けたいのはどんなことでしょうか。NGワードをご紹介します。

 「そんな会社聞いたこともない。もっと有名なところを受けたらどう?」

 後半戦になると、人気の高い有名企業は募集を締め切っているケースが増えます。知名度は低くても優良な企業への方針転換も必要になってきますが、親がその邪魔をしたら子供はつらいですね。むしろ社名にばかりこだわって先に進めないお子さんの背中を押してほしいところです。

 「お父さんにどこか紹介してもらえばいいじゃない」

 やりたいことや興味と関係なく、「入れるところならどこでもいいじゃない」という態度もよくありません。本人の適性や関心を無視した進路を選んでも長続きしませんし、早期離職が自信喪失につながる例もあります。

 「○○君は内定をもらったのに…」

 親しい友達や親戚の子供が就職先を決めた話を聞くと、落ち着かない気持ちになり、つい自分の子と比較してしまうこともあるでしょう。

 受験とは違い、就職は偏差値や成績で決まるわけではありません。勉強ができても、やりたい仕事が定まっていなかったり、能力をうまくアピールできなければ、内定は得られません。誰かと比較されることで自信を失い、悪循環に陥ってしまうことのないように、「他人は他人」とどっしりと構えたいですね。

 「会社まで一緒に行ってあげようか?」

 子供のことが心配なのは親として当然ですが、企業は自立した人材を求めています。親の存在がちらついたらアウトだという人事担当者もいます。企業への問い合わせなども、お子さん自身がすべきです。過剰な手助けは子供のためにならないと親の側も意識を変えていきましょう。

 就活中の学生に、「親が喜ぶところに就職したいか」と聞くと、半数近くが「そう思う」と回答しました。親の期待に応えたいと思う半面、それがプレッシャーになって、自分に合う就職先にめぐり合えない学生もいるのです。就職活動は自立の機会でもあるので、子供の気持ちを尊重し、負担にならないサポートを心掛けたいものです。(キャリタスリサーチ 武井房子)

                   

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