悪化防ごう女性の尿漏れ タイプで異なる治療法 (1/3ページ)

 意に反して尿が漏れる尿失禁に悩む女性は多い。寒い季節の悪化が目立つものの、空調で体が冷える季節も要注意。恥ずかしさから自己流で対処しがちだが、尿漏れのタイプにより効果的な治療法は異なるため、泌尿器科の受診が悪化防止の早道だ。困りごとの相談窓口もあるので活用しよう。

 ◆突然の強い尿意

 東京で働くA子さん(56)が初めて尿漏れを経験したのは真冬の戸外だった。突然強い尿意を感じ、トイレへと歩き始めたところで漏れた。下着を替えなければならないほどの量で「自分はどうなってしまったのかと衝撃でした」と振り返る。

 それが2、3度続き、不安になって受診。医師に教わった体操を続け、コーヒーを控えたら、異常な尿意は治まった。

 日本排尿機能学会で女性の尿トラブルの診療ガイドライン作成委員長を務めた高橋悟・日本大教授(泌尿器科学)によると、A子さんの症状は切迫性尿失禁と呼ばれ、大きく2タイプある女性の尿失禁の一つだ。もう一つは、くしゃみや運動など、おなかに力を入れた瞬間に少量が漏れる腹圧性尿失禁。数はこちらが多いが、尿意が突然で漏れる量も多い切迫性の方が悩みは深刻。両方の症状がある混合性尿失禁の人もいる。

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