定年準備にキャリア設計 第二の人生のヒントに (1/4ページ)

第一生命保険が全国の50~55歳の社員を対象に名古屋市で開いたセミナー
第一生命保険が全国の50~55歳の社員を対象に名古屋市で開いたセミナー【拡大】

 中高年の社員向けに、キャリア相談や生涯設計作りを支援する企業が増えている。定年までの働き方やその後の暮らしを、自発的に考えてもらう取り組みだ。「人生100年」で平均余命が延びる中、第二の人生をどう生きるのか、ヒントにする人も多い。国もこうした企業の動きを後押しする。

 理想と現実を比較

 第一生命保険(東京)は、全国の50~55歳の社員を対象にしたセミナーを実施。名古屋市の支社会議室で9月に開いたセミナーには約30人が参加し、仕事や家族、地域との関わり方を評価してグラフ化したり、退職したら毎日どう過ごすかを具体的に書いたりした。現状と理想を比較し、充実した退職後の生活に向けて早めに頭の体操をしてもらうのが狙いだ。

 関心が高かったのは、収入と支出のシミュレーション。月々の生活費の他、税金や病気など緊急の出費を計上すると、退職金を含めても赤字になり、再就職が必要になる可能性も。参加した男性社員(53)は「現実を突きつけられた。公的年金に加え、退職金の額も確認できて、考える土台ができた」と話した。

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