山梨県が子宮頸がんの新検診車 エコー導入

運用開始に向けテープカットされた「子宮頸がん検診車」=23日、山梨県庁
運用開始に向けテープカットされた「子宮頸がん検診車」=23日、山梨県庁【拡大】

 山梨県は23日、子宮頸(けい)がん検診用として、11月2日から運用する新車両を公開した。新車両には超音波診断装置(エコー)が加わった。平成10年に導入した現行車両は、患者の細胞を採取するだけだった。また、子宮体がんなど子宮全体の検査ができるようになった。

 受診率が全世代平均を下回る20代~30代前半の女性を念頭に、県花フジザクラをモチーフとした淡いピンクで車両の内外をデザインした。

 県は昭和58年に子宮頸がん検診車を初導入し、今回で3代目。車内はエコーのほか、検診台の高さを電動で調整できるようにし、転倒防止のために段差もなくすなどした。

 検診は、県産婦人科医会が市町村から受託し、県から車両を借りて行う。医療機関の少ない中山間地や大学、工業団地などを巡回し、医師と看護師が同乗する。費用の一部が個人負担になる市町村もある。

 県健康増進課によると、平成28年度の子宮頸がんの世代平均受診率は47・9%。全国の都道府県で5位と高く、全国平均を5・5ポイント上回った。県は35年度までに60%に引き上げる計画という。