来月1日、4K・8K放送スタート 対応テレビ、専用チューナー必要 (1/2ページ)

家電量販店では4K・8K放送に対応した製品のコーナーがにぎわっている=東京都豊島区のビックカメラ池袋本店
家電量販店では4K・8K放送に対応した製品のコーナーがにぎわっている=東京都豊島区のビックカメラ池袋本店【拡大】

 きめ細かで臨場感のある画質が魅力の「4K・8K衛星放送」が12月1日、BSや110度CSでスタートする。スポーツ中継や美しい風景が主体となる紀行ものなどは特に楽しめそうだ。ただ、放送を見るには4Kテレビや専用チューナーなどが必要。自宅での準備を専門家に聞いた。(油原聡子)

                  

 4Kや8Kは画面の精細さの尺度となる「解像度」を指す。民放キー局などで作る「放送サービス高度化推進協会」によると、画面を構成する画素数は、4Kは約829万画素で現在主流の2Kの4倍。8Kは約3300万画素だ。画素数が増え、より映像が緻密に見えるというわけだ。

 これまでも一部の衛星放送などで4K放送は行われていたが、12月1日から始まるのはBSや110度CS衛星での4K・8K放送。

 既存の右旋の放送波(らせん状に回転する電波の回転方向が進行方向に向かって右回り)では、NHKや民放キー局の6チャンネル、新たに使う左旋(同左回り)の放送波では有料放送を含む13チャンネルが視聴できる。12月1日は、BS日テレ4KとWOWOWを除く17チャンネルで放送が始まる。

 家電量販店「ビックカメラ」池袋本店のテレビ売り場統括責任者、増田英二郎さんは「テレビを買い替える人たちの間で4K放送への関心は高い」と話す。

機器の確認を

 自宅で視聴するにはどうしたらよいのか。

 まずはアンテナを確認する。家電製品アドバイザーの鴻池賢三さんは「右旋のチャンネルは従来のアンテナで見ることができますが、左旋のチャンネルは左旋対応のアンテナが必要」と話す。平成28年から右旋にも左旋にも対応したアンテナが売り出されているので、自宅のアンテナを確認してみよう。

 今回唯一の8K放送となる「NHK8K」は左旋の放送波の受信が必要だ。その場合は、ブースターや分配器など屋内配線設備も左旋に対応した製品を準備するのが原則。鴻池さんは、「左旋で受信した電波は、従来の衛星放送より高い周波数で伝えられるため、対応製品でないとうまく視聴できなかったり、ほかの家電に影響が出たりといったトラブルも考えられます」。製品を選ぶときには、「電子情報技術産業協会」で審査・登録されたものに付与される「SH」マークが目印になる。

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