来月1日、4K・8K放送スタート 対応テレビ、専用チューナー必要 (2/2ページ)

家電量販店では4K・8K放送に対応した製品のコーナーがにぎわっている=東京都豊島区のビックカメラ池袋本店
家電量販店では4K・8K放送に対応した製品のコーナーがにぎわっている=東京都豊島区のビックカメラ池袋本店【拡大】

 今回は新たな規格で放送されるため、4K対応テレビがあっても基本的に専用チューナー(3万円台が中心)が必要だ。「チューナー内蔵テレビが発売されたのは今年に入ってから。内蔵タイプでなければ、4K対応テレビでもチューナーを設置しないと視聴できません」と鴻池さん。

アンテナなしでも

 アンテナが設置しにくい家庭や初期費用を抑えたい場合には、ケーブルテレビが便利。地元のケーブルテレビで4K・8K放送のプランがないか確認してみるのもお勧めだ。

 ケーブルテレビ大手のジュピターテレコム(J:COM)は、4K放送を視聴できる機器の予約を始めている。ケーブルからの信号をテレビ用に変換する「セットトップボックス(STB)」と呼ばれる機器で、設置費用は6千円(税抜き)。テレビサービスの契約者向けに、21日までに申し込めば設置費用無料のキャンぺーンも展開中。視聴には、テレビの月額基本料金に加え、STBの利用料毎月数百円が必要。鴻池さんは「最近はテレビも大型化してきている。50型を超えるようなサイズなら、4Kの画質の良さが特に生かせるのではないか」と話している。