「だまされたと思った」 就労外国人、待遇改善も急務 日本で過酷体験の女性、再訪拒む (3/3ページ)

中国人の技能実習生=2016年1月、岐阜県(ブルームバーグ)
中国人の技能実習生=2016年1月、岐阜県(ブルームバーグ)【拡大】

 経済協力開発機構(OECD)の調査によると、2000年に2倍近い差があった日本と韓国の最低賃金は、韓国の急上昇で16年に肉薄。文在寅政権は雇用創出と最低賃金引き上げによる経済成長の加速を目指しており、今年7530ウォンに引き上げた最低賃金を20年に1万ウォン(約1000円)まで引き上げる目標を掲げる。

 三菱UFJリサーチの加藤氏は「韓国、台湾、日本は、ベトナムやミャンマーの労働者がどこに行くかというときにライバルになっている」とし、労働環境が改善されなければ「日本に来なくなってしまう」と指摘。新制度で日本人と同等以上という報酬基準を設けても、人手不足の業種ほど賃金が低い日本では「同等のレベル自体を底上げしていかないと駄目だ」と言う。(ブルームバーグ Emi Urabe、Isabel Reynolds)