【ミラノの創作系男子たち】アイデアの源泉はどこに…? とあるデザイナーの日常を覗く (2/4ページ)

 地下がデザインスタジオのオフィスになっており、真ん中には原寸大のクルマのモックアップモデルが鎮座している。その上、つまりはオフィスの天井の一部がガラス張りになっていて、地階のミーティングテーブルに座り下に視線を落とすとクルマが見える仕掛けになっている。

地下スタジオの雰囲気(C)gioacchino acampora

地下スタジオの雰囲気(C)gioacchino acampora

 地階は仕事のためのミーティングに使うが、同時にプライベートな空間でもある。壁にはいくつか絵画があり、彫刻があり、そして奥には大きなスクリーンがある。

地階にあるミーティングルームの一画(C)gioacchino acampora

地階にあるミーティングルームの一画(C)gioacchino acampora

 そしてこのスペースの片面の壁はすべてガラスで、その向こうには広いキッチンとテーブルがある。仕事で打合せにきた人と話しながら料理をし、食事を一緒にすることも可能なわけだ。

ミーティングテーブルの隣にはキッチンが見える(C)gioacchino acampora

ミーティングテーブルの隣にはキッチンが見える(C)gioacchino acampora

 二階がまったくのプライベート空間だ。

 ジョアッキーノはもともと絵を描くのが好きで、その延長線上でクルマの絵を描くようになった。彼がカーデザイナーの道に進むに至った発端だ。

 ミラノ工科大学建築学部を卒業し、一品もののクルマをつくるカロッツェリアに勤めた後、19世紀半ばから続く経営が傾いていた別の名門カロッツェリアを買収した。それが現在の彼の城である。

絵を描くのは趣味ではない