漫画「コウノドリ」、梅毒流行受け無料公開 

漫画『コウノドリ』(鈴ノ木ユウ著、モーニングで連載中)で梅毒を扱った回
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 講談社は、産科医が主人公の漫画「コウノドリ」の「梅毒」を扱った4話分を同社の漫画配信サービス「コミックDAYS(デイズ)」で無料公開している。梅毒の流行を受けたもので、20日まで公開。コミックDAYS編集部は「ひとごととは思わず、このエピソードにドキッとした人は検査に行きましょう。大事な人を傷つける前に」とコメントしている。

 公開中の4話には、風俗店に通った夫から梅毒を移された妊娠初期の妻や、梅毒に感染したまま妊娠後期を迎えた女性が登場。妊娠中に感染した場合、治療しなければ赤ちゃんの死亡率が跳ね上がることや、早期発見ができれば胎内感染を予防できることなどが描かれている。

 梅毒は性行為などによって感染する。昭和23年からの報告制度では年間1万人以上の年もあったが、制度変更があった平成11年以降、24年まではおおむね600~800人で推移していた。それが、25年に千人を超えてからは増加する一方で、国立感染症研究所によると、今年1月から11月下旬までの累積患者数は6千人を超えた。

 コミックDAYS編集部は10月にも、同作の「先天性風疹(ふうしん)症候群」を扱った3話分を無料配信。公開から24時間で100万ページビュー(PV、3話合計)を突破するなど反響を集めた。

 ■コウノドリ

 産科を舞台に、妊娠や出産をめぐる医療現場を描いた漫画。作者は鈴ノ木ユウさん。平成25年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載中。出産を控えた女性や家族、懸命に生きようとする子供たちの姿を丁寧に描く作風が読者の支持を集め、これまでに2度テレビドラマ化された。