がんゲノム検査 厚労省、医療機器に初承認 保険適用し患者負担軽減へ (1/2ページ)

 厚生労働省は、がん患者の遺伝子変異を調べ、効果が見込める薬を選ぶ「がんゲノム医療」用の検査システムの販売を初めて承認することを決めた。1カ月程度で医療機器として正式承認する。その後に公的医療保険も適用し、数十万円かかる検査費用の患者負担が軽減される見通し。

 同省の専門家部会が承認を認める意見をまとめた。今年4月に始まり、中核拠点病院と連携病院合わせて全国約150施設が参加するがんゲノム医療の本格普及に向けた一歩となる。

 承認されるのは、シスメックス(神戸市)と中外製薬(東京都中央区)の2つの製品。いずれも主に試薬とデータ解析ソフトで構成され、科学的に確立された治療法を受けたが効果がなくなった患者や、確立された治療法がない希少がん、小児がんなどの患者が対象になる。

 シスメックスの製品は、国立がん研究センターと共同開発した。114種類の遺伝子を一度に調べることができる。現在は先進医療として行われ、患者負担は約46万円。中外製薬は米国のファンデーションメディシンが開発した製品を販売。324種類の遺伝子を調べる。

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