夫婦の主導権、過半数が「妻」 明治安田生命調査

 夫婦の主導権は半数以上の家庭で妻が握っている-。明治安田生命保険が行った夫婦に関する調査でこんな結果が出た。結婚年数が経過するとともに、主導権が夫から妻へと移っていく傾向も明らかになった。

 結婚「1年目」から「25年目以上」の男女1620人に夫婦の主導権を尋ねたところ、「妻」が51・6%である一方、「夫」は12・8%にとどまった。35・7%は「どちらともいえない」だった。

 また、結婚3年目では夫婦の20・8%で夫に主導権があったが、年数を重ねるごとに割合は下がり、25年目以上では12・1%になった。

 同社の小玉祐一チーフエコノミストは「夫は仕事、妻は家庭という役割分担が根付いていた名残。働き方改革の重要性を感じさせる」と指摘した。調査は「いい夫婦の日」(11月22日)に関する調査の一環で行われた。