約8割は外国籍、生徒は「私の居場所」と語る夜間中学校の今 (2/3ページ)

夜間中学校で学ぶ喜びや将来の夢を語る楊帆さん=11月29日、東京都荒川区
夜間中学校で学ぶ喜びや将来の夢を語る楊帆さん=11月29日、東京都荒川区【拡大】

  • 大阪府堺市立殿馬場中学校夜間学級のようす=平成29年12月、堺市堺区

 学校には日本人のほか、ネパールやフィリピン出身の生徒がいたといい、他国の文化に触れることができる環境は「毎日新鮮で、知識を豊かにする」。熱心で面倒見の良い教員がいて安心して通うことができ、多くの知識を得ることもできる-。楊さんは夜間中学校を「私の居場所」と表現した。

 最多は中国出身

 もともと夜間中学校は、戦争や貧困などで中学校に通えなかった人に義務教育の機会を確保しようと設置されたが、近年は外国籍の生徒の日本語学習の場としての役割も担う。

 文科省によると、公立の夜間中学校は全国8都府県に31校あり、生徒数は計1687人(平成29年7月現在)。このうち外国籍の生徒は1356人で、約8割を占める。

 外国籍の生徒の国・地域は中国が568人で最多。以下、ネパール(225人)▽韓国・朝鮮(202人)▽ベトナム(122人)▽フィリピン(108人)-と続く。

 入学した理由のトップは「日本語が話せるようになるため」(33.3%)で、「中学校を修了しておきたい」(23.3%)、「高校に入学するため」(18.1%)が上位に入った。

習熟度別授業の取り入れも