【知ってる!?】ジビエの有効活用(3)食べやすいメニュー開発

ロッテリアが販売する「鹿肉バーガー」
ロッテリアが販売する「鹿肉バーガー」【拡大】

 シカやイノシシといった野生鳥獣の肉である「ジビエ」は、日本でも古来より食されてきた。肉食が禁忌だった江戸時代にも鹿肉を「もみじ」、猪肉を「ぼたん」と植物の名前で呼び、「肉ではない」とごまかして食べており、今も名物として親しまれている地方は少なくない。

 外食業界団体の日本フードサービス協会が2月10日まで実施している全国の飲食店などでジビエ料理を提供する「全国ジビエフェア」には、1千店超が参加。本格フレンチからイタリアン、中華、和食、ファストフードまで多種多様な料理が提供されている。同協会は飲食店向けに「ジビエメニュー開発セミナー」を開催したり、ジビエのサンプルを提供したりして参加を支援している。

 特に、ジビエを食べたことがない人に初体験してもらい、消費者の裾野を広げ、需要創出を狙っており、手軽に食べられるメニューの開発に力を入れている。

 ハンバーガーチェーンのロッテリア(東京都新宿区)は「ジビエ 鹿肉バーガー」を開発し1月31日から限定販売。すき焼きの老舗、人形町今半(東京都中央区)は総菜を扱う店舗で「鹿肉コロッケ」を売り出している。このほかカレーやラーメンなど初心者向けの料理が豊富。同協会では「ジビエというと癖があるイメージが強いが、各社が工夫を凝らして食べやすいメニューを提供している。価格も手ごろなので、ぜひこの機会に挑戦してほしい」と話している。(取材協力 日本フードサービス協会)