【節約家計簿】増税前の住宅取得 焦らずローンも熟慮

 消費増税が近づき、住宅展示場は盛況の様子。増税前にマイホームを取得しようと焦る方もいるようです。とはいえ、購入を急ぐのはおすすめできません。過去の増税前には、返済がきついローンを組んでしまったり、将来の建て替えが難しそうな物件を手に入れたりする人がいたからです。条件に合う物件が見つからなければ、消費税アップは受け入れて、物件探しに時間をかけ、住宅ローンの組み方を熟慮することをおすすめします。増税後は「すまい給付金」給付額アップが予定され、増税効果は和らぎます。

 住宅ローンの候補は、住宅金融支援機構が支援する「フラット35」や、銀行の変動タイプの住宅ローンが一般的だと思います。借り入れ当初3年や5年などの金利が固定される固定金利選択型の住宅ローンも、長い目で見ると変動タイプの住宅ローンです。変動金利型住宅ローンに、固定金利期間を組み合わせた住宅ローンだからです。

 財形貯蓄で1年以上積み立てている方に検討をおすすめしたいのは、財形住宅(持ち家)融資です。一般、住宅、年金の貯蓄残高が計50万円以上あれば、残高の10倍まで、最高4千万円までの住宅融資が受けられます。

 1~3月の金利は、0・67~0・79%。これは当初5年間の金利で、6年目に見直されます。銀行の変動金利のような、半年ごとの金利見直しはなく、5年間は金利が固定されます。さらに、申し込んだ時点の金利で融資が実行。大規模マンションのように実行がかなり先の例でも、今の低い金利のままで借りられる安心感があります。

 また18歳以下(平成12年4月2日以降生まれ)のお子さんがいるか、常時雇用者数300人以下の会社に勤めている方が融資を受ける場合は、当初5年間の金利が0・2%引き下げられます。この制度の申込期限は3月中旬頃(申込先によって期限が異なる)になっています。(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)