インスタ映えで急上昇、「世界遺産より魅力」続々 滋賀で実感「SNS効果」 (2/3ページ)

インスタ映えスポットとして人気の「ラコリーナ近江八幡」=滋賀県近江八幡市
インスタ映えスポットとして人気の「ラコリーナ近江八幡」=滋賀県近江八幡市【拡大】

  • 「LAMP(ランプ)」のパフェ(箱館山スキー場提供)
  • カップルなどを中心に人気を集める山頂テラス「びわ湖の見える丘」=大津市

 女性らがスマホで風景を撮影

 琵琶湖から吹き抜ける風が心地よい高地に位置する箱館山スキー場(高島市)では30年夏、親子連れや中高年のハイカーらに交じり、若いカップルや女性たちの姿があちこちに見られた。

 お目当ては新しく営業した2つの施設。その1つ、標高630メートル地点に設けられた山頂テラス「びわ湖の見える丘」は、琵琶湖に浮かぶ竹生島や、対岸の伊吹山などが眺望できる絶景スポットだ。テラス前では若い女性らが列を作り、歓声をあげながらスマートフォンなどで風景を撮影。本格的な一眼レフを用いてポーズにこだわりながら撮影する人の姿も見られた。

 冬季に「ゲレンデ食堂」として営業する建物を改修し、「びわ湖の見える丘」とともに開業したパフェ専門店のカフェ「LAMP(ランプ)」も人気だ。

 看板メニューはランプの明かりをともす部分にグラスを載せ、フルーツを盛りつけたパフェ。無数のランプがともり、幻想的な雰囲気に包まれる店内とともに撮影する人が絶えない。

 写真映えするスポットを求めて夏休みの旅行先を決めるという大学生の溝口富美乃さん(20)は「(びわ湖の見える丘やランプは)インスタで見て行きたいと思った。こんなきれいな場所があるとは知らなかった。良い写真が撮れたので自慢したい」と喜ぶ。

 同スキー場によると、オフシーズンの7~8月に訪れた人は前年同期比約1万3千人増の約7万人。担当者は「インスタグラムの拡散力に目をつけて企画したが、思っていた以上の反響だ。大勢の観光客が訪れる人気施設になれば」と話す。

「経験を共有」が動機