元受付嬢CEOの視線

経営者は面接時にここを見ている 「いつもの自分を出せれば大丈夫」は本当か (1/3ページ)

橋本真里子
橋本真里子

 年が明けると増えてくるのが面接です。人生において、誰しも面接を受ける機会があると思います。

 面接って緊張しますよね。そして、「いつもの自分を出せれば大丈夫だよ!」と応援されたこともあるかと思います。

 本当にそうなのでしょうか。

 今回は、私が経営者になってから、面接時に、面接官としてどういったことに注目しているかについてお話しさせて頂きます。

直に会うからこそわかる「匂い」

 一見マニアックに感じるかもしれませんが「匂い」というのは目に見えず、はっきりとした実体がないにもかかわらず、人間の情緒や行動に大きく影響を及ぼしています。私は匂いに敏感です。匂いでその人の人間性がわかるとも思っています。

 同じ空間で働く仲間や、商談する際の相手に与える印象を左右する匂い。きちんとマネジメントできているかどうかは、履歴書や職務経歴書で判断できないので、面接時に注目するポイントです。

前職との関わり方

 「この会社に入りたい!」 基本的にはそう思って面接を受けるわけですよね。であれば、もちろん自分の良い部分を表現したいものです。志望理由も準備はできますし、面接で聞かれることもある程度はパターン化していると思います。

 その中で私が重要視しているのは「前職の辞め方」です。転職時に、前職の方から応援してもらえているかどうかということです。不義理な辞め方をしていれば、自分の会社に転職して来た際にも同じことを繰り返す可能性があるからです。

 お世話になった会社を退職する際にどのような辞め方をするかに、真の人間性が出ると思います。「立つ鳥跡を濁さず」は当たり前。それ以上に自分が関わった成果物を残してくるというマインドを持っているかどうかは経営者からすると非常に重要なポイントだと思います。

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