「できるかどうか」は関係ない!? 部下に目標を達成させる上司がしていること (1/5ページ)

※写真はイメージです(写真=iStock.com/RyanKing999)
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  • 鈴木颯人『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』(KADOKAWA)

 「今度こそがんばります」「次は大丈夫です」。そう言いながら、まったく結果が出ない人がいる。なぜダメなのか。スポーツメンタルコーチの鈴木颯人氏は、「本人がモヤモヤする目標を立てているのではないか。焦って“外面”のいい目標を設定しても、心からワクワクできなければ、頑張り続けることはできない」と説く--。

 ※本稿は、鈴木颯人『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』(KADOKAWA)を再編集したものです。

 「達成できるかどうか」は関係ない

 私は、常日頃からクライアントに、「目標を立てるなら、実現できるかどうかわからずモヤモヤするものより、ワクワクするものにしたほうがいい」と伝えています。スポーツ心理学では達成する確率が100%の目標より、50%程度のものがいいとも言われていますが、競技によっては数値で測れないものもあります。そのため、「達成できるかどうか」といった曖昧な基準で目標を設定するのではなく、本人が「ワクワクする目標」を設定することがポイントです。

 私がコーチングを行っている体操選手Dさんは、以前、現状のままでも達成しそうな目標ばかり立てていました。しかし話を聞けば聞くほど、Dさんが設定すべき目標は、そんな狭い範囲のものではないと感じました。オリンピックの話をするときのDさんの表情が、他の話題のときに比べ、ひときわ輝いていたのです。

 「オリンピックに出たい」--それが、Dさんの内なる野望でした。そこに内発的動機を感じ取った私は、Dさんと話し、思い切って目標を、「オリンピックに出場すること」に設定したのです。

コーチングからわずか9カ月程度で…