教育・評価は正社員だけではなくパートやアルバイト(以下PA)等、非正規社員に対しても必要です。
頑張って働いているにも関わらず時給があがらない、褒められない、というのはやりがいを失い、モチベーションの低下、そして離職に繋がっていきます。
今回は、PA評価のポイントについてお伝えしていきます。
時給アップはモチベーションに大きく影響する
(1)項目の決め方
評価項目については、会社・お店としてやってほしい事を書き出し、優先順位が高い順番に設定します。
例えばスキル系であれば、レジができる、勤務態度等の接客系であれば、あいさつができる等です。
ここでポイントとなるのが“項目は増やさない”ということです。項目が増えれば増えるほど評価に時間がかかります。多くて10項目程度が良いでしょう。
また、時給のアップはモチベーションに大きく影響します。
評価の度に時給を上げる必要はなく、各店舗の人件費予算の中での時給アップで問題ありません。時給に対しての制度があるということを示すことが重要です。
マクドナルドでは、店の人件費に収まればPAの時給アップは店長の権限で行うことができました。
そのことから、90年代半ばに時給の上げ幅を10円から5円にしたいという意見が店長たちから出てきたことがありました。上げ幅自体は小幅になりますが、時給アップはやりやすくなります。
店舗が増え続けていた時代、人件費予算が限られている中で、頑張っているPAに対して時給のアップという手段も使用し、評価をしたいという意見です。それだけ、マクドナルドでは時給評価を大切にしてきたのです。
何を達成したら評価や時給が上がるのか、この段階で明確にしておきましょう。