【節約家計簿】「想定以上の長寿で資金が不足する人」が増加中 リスク対応の施設プランを

画像はイメージです(Getty Images)
画像はイメージです(Getty Images)【拡大】

 毎月、高齢者施設の見学に行くことを自分に課しています。見学を続ける中で気になるのは「想定以上の長寿で資金が不足する人」が増えている現実。入居時に数年程度と想定した入居期間が、10年や15年などに延びて資金不足に陥るケースです。

 資金面で行き詰まった方からの相談を受ける中で気づいた共通点は、入居寸前まで高齢者施設の見学をしていないこと。施設情報が少ないため、支払いがキツイと感じても入居を優先させてしまうようです。お子さんたちが資金援助をしているケースも少なくありませんが、それではお子さんたちの老後設計を危うくします。住み替えの可能性があれば、早めの施設見学と入念な資金計画が必要です。

 そのような実態を背景に、入居後の資金不足に備えるプランが登場。ベネッセスタイルケア運営の高齢者施設への入居者向けに「月額利用料サポートプラン」が発売されました。このプランを扱うのは太陽生命で、プランの正式名称は「拠出型企業年金保険・遺族給付金付終身年金移行特約」といいます。

 加入時点で87歳以下なら、健康状態に関わらず加入が可能。加入時に一括して保険料を支払い、据え置き期間を経たのち、一時金か年金での受け取りを選択します。一時金を選択する場合、据え置き期間を3年以上に設定すると、払い込んだ保険料より多い金額が受け取れます。3年未満で亡くなったり、解約すると、払った保険料を下回る可能性があります。

 年金受け取りを選択した場合、寿命によって元本割れの可能性があるものの、長生きするほど年金の受け取り総額は増えていきます。一例を紹介しますと、80歳の女性が一時払い保険料300万円を支払って加入。据え置き期間3年ののち年金受け取りを選択した場合、83歳からもらえる年金月額は3万2700円。公的年金で不足しがちな月額費用を一生涯補えます。(ファイナンシャル プランナー 畠中雅子)