睡眠薬など80錠紛失 熊本県の公立病院

 熊本県玉名市の公立玉名中央病院で、倉庫に保管されていた抗てんかん薬と睡眠薬計80錠が紛失していたことが5日、分かった。病院は、倉庫内に設置された防犯カメラの映像を調べている。

 病院によると、1月28日、職員が倉庫から隣接する薬局に薬を運ぼうとしたところ箱が開いており、それぞれ40錠ずつ減っていることが確認された。

 薬は1月8日に納入された。倉庫は平日昼は施錠されていないが、管理担当の職員が常駐。病院担当者は「外部からの侵入は考えにくい」と話している。同月29日に玉名署に連絡した。

 玉名中央病院では1月に、嘱託医を常勤医として扱い、診療報酬を不正請求していた問題が明らかになったばかり。