脳死肺移植100例 岡山大が成功、女児に

岡山大病院で100例目となる脳死肺移植手術を終え、記者会見する臓器移植医療センターの大藤剛宏教授=23日午後、岡山市
岡山大病院で100例目となる脳死肺移植手術を終え、記者会見する臓器移植医療センターの大藤剛宏教授=23日午後、岡山市【拡大】

 岡山大病院は23日、同病院で100例目となる脳死肺移植を実施し成功したと発表した。生体肺移植を含めると190例目。

 患者は、肺が硬くなって縮んで働かなくなり呼吸困難などを来す特発性間質性肺炎の10歳未満の女児。肺は、低酸素性脳症で山形県内の病院に入院し、臓器移植法に基づく脳死と判定された6歳未満の女児から提供された。

 岡山大病院は、臓器移植医療センターの大藤剛宏教授を中心に肺移植を多数実施しており、国内有数の実績がある。

 大藤教授は「臓器提供数は伸び悩み、移植を切望しながら亡くなっていく子供が多い中、今回の臓器提供者が子供だったことは大変意義深い」と説明。「肺移植を望む全ての子供たちに生きる希望が示せるように今後も努力したい」とした。