若い命奪う危険な一気飲み 後を絶たず

判決後、取材に応じる亡くなったホストの父親(後ろ姿)=26日午後、大阪市北区の大阪司法記者クラブ(沢野貴信撮影)
判決後、取材に応じる亡くなったホストの父親(後ろ姿)=26日午後、大阪市北区の大阪司法記者クラブ(沢野貴信撮影)【拡大】

 一気飲みや、そもそも酒を飲むことを強要するなどの行為は近年「アルコール・ハラスメント(アルハラ)」と認識され、戒められる風潮が広がっている。だが、一部では依然として危険な飲酒行為は後を絶たず、急性アルコール中毒の影響で若者が命を落とす例が繰り返されている。

 今年2月には、近畿大のテニスサークルで男子学生=当時(20)=が飲み会で酒を一気飲みし、急性アルコール中毒とみられる症状で死亡していたことが発覚。飲み会は平成29年12月、大阪府東大阪市の居酒屋であった。

 死亡した男子学生はウオッカなどを一気飲みした後、呼びかけに応じなくなった。飲み会に参加していた学生の家まで運ばれたが、翌朝に呼吸が止まり、病院で死亡が確認された。

 男子学生は急性アルコール中毒の影響で吐いたものを詰まらせ、窒息死したとみられる。飲酒の強要はなかったとみられているが、両親は昨年12月、病院搬送など適切な対処をしなかったとして、介抱していた同級生らを刑事告訴した。

 京都府立大では27年12月、女子学生=当時(19)=が学内で飲酒して意識を失い死亡。東大では24年7月、テニスサークルの飲み会で男子学生=当時(21)=が焼酎約1リットルを一気飲みし、急性アルコール中毒で死亡している。