鳴門海峡で「渦開き」 春の観光シーズン到来

鳴門海峡の「渦開き」で、渦潮に近づく観潮船=2日、徳島県鳴門市沖(共同通信社ヘリから)
鳴門海峡の「渦開き」で、渦潮に近づく観潮船=2日、徳島県鳴門市沖(共同通信社ヘリから)【拡大】

  • 鳴門海峡の「渦開き」で、渦潮に近づく観潮船=2日、徳島県鳴門市沖(共同通信社ヘリから)
  • 大勢の観光客を乗せ、鳴門海峡の渦潮に近づく観潮船=2日午前、徳島県鳴門市沖

 世界最大級の迫力ある渦潮を見ることができる徳島県鳴門市沖の鳴門海峡で春の観光シーズンの到来を告げる「渦開き」が行われた。

 観光客を乗せた観潮船の上で海の安全を祈願し、観光PRを務める「鳴門うずしお大使」の楠本亜衣莉さん(26)と「クイーン淡路」の松村美優さん(25)が「渦の扉を開く」との意味を込め、約1・7メートルの黄金色の鍵を海に投げ入れた。

 渦潮の世界遺産への登録を目指している鳴門市や兵庫県南あわじ市などが主催。鳴門市うずしお観光協会によると、春の大潮の期間が特に見頃で、最大で直径約20メートルになる。

 岡山県倉敷市から夫婦で初めて来たという会社員、西江隆史さん(57)は「思っていたよりも迫力があって驚いた。自然の力を感じた」と満足げだった。