“筋肉は裏切らない”監修者の「情熱と信念」を聞く(下) 飽くなき探求心 (1/4ページ)

取材に応じる谷本道哉准教授(須谷友郁撮影)
取材に応じる谷本道哉准教授(須谷友郁撮影)【拡大】

  • トレーニングをする谷本道哉准教授(須谷友郁撮影)
  • 笑顔で答える谷本道哉准教授(須谷友郁撮影)

 NHK「みんなで筋肉体操」を監修した、近畿大生物理工学部准教授の谷本道哉さん(46)。一時はサラリーマン生活を送っていた谷本さんが、研究の道に入ったきっかけは、やはり筋肉への飽くなき探求心だった。(聞き手 北野裕子)

 「筋肉の科学」に衝撃 

 --筋トレを始めたのはいつからですか

 谷本 バーベルを担ぐとか、本格的なものは高校からです。筋トレ好きの兄の影響で筋トレ自体は小さい頃からやっていました。小学生の頃にはクリスマスプレゼントに鉄アレイをお願いしましたね。

 --師事された東大の石井直方先生と違い、ボディービルダーではないんですね。スポーツは何かされていましたか

 谷本 小中学校で水泳やバレーボール、高校からはラグビーをやっていて、筋トレはあくまで競技力向上のためでした。大学1年の時にけがでラグビーをやめてからはフルコンタクト空手を始めました。

 --大学で今のような筋肉の研究を始めたのですか

 谷本 興味はありましたが、当時はスポーツサイエンスというジャンルは学部レベルでは確立されていなくて。理系だったので、普通に工学部に進んで海洋工学を学び、総合建設コンサルタント会社に就職しました。トンネルの設備設計などをやりながら夜中の2時、3時まで働き、仕事の合間に筋トレと空手をしていました。会社の床に段ボールを敷いて寝る生活でしたね。

 --今の道に進んだのは

「この人の元で学びたい」