【節約家計簿】1本35万円 インプラントで考えた老後の医療費

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 2週間前に歯のインプラント手術を受けました。顎の骨に人工歯根を埋めたのは、奥歯の2本。今は骨と結合するのを待っていて、義歯を装着するまでには2~3カ月かかるそうです。

 インプラント手術の費用は、1本35万円。2本分の手術代に消費税が上乗せされ、75万6千円を支払いました。調べたところ、1本につき35万円はインプラント手術の平均的な値段のようです。消費税が10%にアップした後だったら1万4千円の負担増だと考えると、自由診療を受ける際は消費税分を考慮する必要があるとも感じました。

 もうひとつ、インプラント手術を受けて感じたのは「高齢期の医療費は、いくらくらい準備すればよいのか」ということ。老後資金のご相談を受けている中でも、よく出る話題です。

 健康保険の対象になる治療であれば、高額療養費制度によって、入院しても自己負担は数万円から十数万円程度ですみます。とはいえ、健康保険の対象になる治療だけですむかは、病気にならないとわかりません。手術前後や体調などによっては、差額ベッド代のかかる部屋に入院する可能性もありますし、リネン代やテレビ視聴代、家族の交通費などの諸費用もかかります。

 今回、インプラント手術を受けることを知人に話したら、経験者がたくさんいました。40代でも複数の人が手術を経験済み。老後に備えて、「将来、インプラント手術を受ける可能性のある歯は、何本くらいありそうですか」と歯科医に聞き、その分は高齢期の医療費として、取り置こうと考えています。

 高齢期に受けることの多い緑内障や白内障の手術も気になります。白内障の多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術については、医療保険の先進医療特約で受けられる眼科がたくさんあります。白内障の手術が必要になったら、特約保険金で受けられる眼科を探すつもりです。(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)