教育、もうやめませんか

「学費」という概念のない学びの場をつくる 教育のコストは誰が負担すべきか (1/3ページ)

野村竜一
野村竜一

 前回紹介したように、今年9月開設の新しい教育機関Manai Institute of Science and Technology(以下、マナイ)は、高校生世代が対象であり、生徒が興味のある研究テーマを決定し、自らの研究を通して学ぶプロジェクト型学習の場だ。生徒に共通する時間割はなく、生徒は自らの研究、および自主選択するワークショップに参加しそれぞれのスケジュールをつくる。生徒は自らの興味への没頭を通して最大限に学ぶ。

 マナイは世界的に認められた高校認定資格(WASC認定)を申請・取得する計画であり、これによりマナイの生徒は日本を含め世界中多数の大学の受験資格を得ることとなる。

学費という概念のない教育機関

 我々は、いくつもの学校や教育にまつわる「アタリマエ」を疑い、改善すべきところは改善していくつもりだ。そのうちの一つが学費だ。

 マナイでは学費という概念がない。生徒が学ぶための費用を保護者が、そしてもちろん生徒本人が負担することはない。「学費無料ということか」とよく聞かれる。回答としてはイエスであるがそもそもマナイでは「学費という概念がない」というのが正しい。

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