【著者は語る】黒木安馬氏『国際線乗務30年で観た成幸者たちの法則』 (1/2ページ)


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 □日本成功学会CEO・黒木安馬氏

 ■幸せをつかむ人の心の在り方とは

 国際線乗務30年で、オードリー・ヘプバーンや松下幸之助、本田宗一郎ら世界の一流人物たちと機内で接してきました。

 この本で『成幸者』としたのは、他と比較した上での成功ではなく、自分の心で決める成功をして幸せをつかんだ人です。私が観(み)てきた成幸者の中から20人を選びました。

 『成幸者』には数々の共通点があります。まず、相手に不快感を与えずに拒絶するβ波のドッジボールをして、「しかし」ではなく快適でリラックスを与えるα波と笑顔で受容肯定する気配り・心配りのキャッチボールと、「なるほど」の言葉遣いができることです。次に、百を知っていても一しか知らない態度で相手と目を合わせながら話を聴く素直さと謙虚さを持っています。「だから」と過去の責任追及をするのではなく、未来志向で建設的な原因追究をする「だからこそ」への陽転志向の持ち主でもありました。

 カラーで絵に描いてみせられるほど、夢に日付と具体的内容を入れたピンポイントの願望を設定できることも特長です。金メダリストたちは、勝つことより、表彰台でどんなガッツポーズを取るかの鮮明なファイナル・デスティネーションのイメージを持っていました。彼らは「ありがとう」の反対語は不満ではなく「当たり前と応じる不遜な心」であることを体得しています。より深く膝を曲げて沈まないとより高く跳べません。苦労は『吾唯足知』、ないものを嘆くより今あるものに感謝することが賢者を育てるのです。

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